40代から生前整理をするメリットや進め方・コツを解説東京│整理収納・書類整理のことなら株式会社ハート・コード

公開日:2025.05.08

「終活」や「生前整理」と聞いて、どんなイメージをお持ちになりますか？　なんとなく言葉の響きからシニア世代のすること、というイメージがある方も多いことでしょう。
人生の折り返し地点とも言われる40代。仕事に、家庭に、育児に…と、ばりばりと働く現役世代なのもあって、まだまだ「終活」や「生前整理」を始めるには早いと思っている方もいらっしゃるかと思います。しかし、40代で生前整理を始めることには、実は大きなメリットがあるのです。
今回は、40代から生前整理をするメリットや進め方・コツについて、解説していきます。

40代で生前整理をするのは早い…？

「まだまだ子どもにも手がかかるし、仕事だって責任のある立場についている。親だって元気な今、生前整理を始めるには早すぎる。」そうお考えの40代の方は多くいらっしゃると思います。

確かに、一般的に生前整理を意識し始めたり、実際に取り掛かるのは60代以上のシニア世代になってからという方が多いというのは事実です。親を看取ったり、介護を経験したりする中で、自分自身のことを省みることが増える世代である、というのがその理由のひとつです。
しかしその一方で、40代で生前整理を始めるという方ももちろんいらっしゃいます。40代で生前整理を始めるのは「早すぎる」わけではありません。人生何が起こるかわかりませんし、早めに生前整理を行っておくことは、未来への安心にもつながるのです。

40代から生前整理を始めるメリット

それでは、40代から生前整理を始めるメリットにはどんなものがあるのでしょうか？具体的にご紹介していきます。

判断力や体力、気力が充実している

生前整理は、身の回りのモノやコトを整理して、自分に必要なモノ・コトに厳選する作業です。何が必要で、何が不要なのかを判断する作業が多く、その上、モノの片付けでは実際にモノを動かしたり処分したりと、判断力や体力が必要とされます。
また、生前整理は一朝一夕には終わらない、時間のかかる作業です。途中で投げ出さずに生前整理を進めるためには、気力も必要です。
まだまだ元気で判断力も体力も、そして、気力もある40代のうちに始めることで、納得いく生前整理を行うことができます。

まだ親の介護などが始まっていないうちに取り掛かることができる

多くの40代の方の親御さんはお元気で介護などを必要とされていない方が多いかと思います。ご自身が歳を重ねるにつれて、当たり前ですが、親御さんも歳を重ねます。いつ介護が始まるかというのは、誰にもわからないことです。
まだご自身も親御さんも元気なうちに生前整理を行うことで、片手間ではなく、ご自身のことに集中して取り組むことができます。

これからの人生設計を考えることができる

生前整理を行うことは、自分に向き合うことです。自分には何が必要なのか、どんなふうに生きていきたいのかをしっかりと考える機会となります。また、財産の整理を行うことで、今後の人生に必要な資金を見直し、資産運用や貯蓄などのマネープランを見直すきっかけとなります。
40代で生前整理を行うことは、より充実した人生を歩むために自分が行うべきことや手放すべきことがわかり、これからの人生設計を考える絶好の機会と言えます。

生前整理とは何？必要性や時期・進め方を解説

40代からの生前整理の進め方

生前整理ですることには、大きく分けて、「身辺整理」と「エンディングノートの作成」の2つがあります。

身辺整理

まずは、身辺整理から進めていきましょう。
身辺整理には、身の回りのモノの整理、やっているコトの整理、財産の整理などがあげられます。

・身の回りのモノの整理
忙しく過ごす日々の中、見直さないでいるとモノは溜まっていく一方です。思い切って、身の回りのモノの整理を行いましょう。
要るモノ要らないモノを分けて、要らないモノは処分しましょう。不要なものを処分することで、生活スペースに余裕も生まれますし、暮らしやすくなります。歳を重ねてから、片付けをするのはとても大変なこと。元気なうちにしっかりと整理しておくことで、老後に大がかりな片付けをする必要が無くなります。

また、あわせてデジタル整理も行いましょう。
パソコンやスマートフォンの普及に伴い、デジタル遺品にまつわるトラブルも増えています。パソコンやスマートフォン内のデジタルデータは、自分以外には管理できないものです。しっかりと整理し、パスワードやIDなどはノートなどにまとめるなど、いざという時に家族が困らないようにしておくことが大切です。

・やっているコトの整理
仕事に家事に育児に…。気力も体力も充実している40代はやらなくてはならないこと、やりたいことが多い年代です。ただし、時間は有限。何をして、何をしないのかというコトの整理も大切になってきます。
例えば、自分が倒れてしまった時に家族が困らないように家事シェアの方法を考える、なんとなく習慣で続けてきたことを見直して、より、今の自分がやりたいコトのために時間を使うなど、よりよく生きるために必要なコトを厳選していきましょう。

・財産の整理
銀行口座の情報やネットバンクの情報を整理し、まとめておきましょう。使っていない講座の解約も忘れずに。
また、資産や負債についても確認・整理を行いましょう。
不動産や株式・投資信託などの資産を確認することはもちろん、住宅ローンなどの負債についてもしっかりと確認・把握し、書き記しておきましょう。資産も負債もしっかりと把握・整理することは、人生プランの見直しにもつながり、将来の相続時の家族の負担も軽減します。

エンディングノートの作成

エンディングノートとは、自分自身にもしものことがあった時に備えて、遺された家族が様々な判断や手続きを進めるのに必要な情報などを記したノートのことです。それに加えて、これまでの人生を振り返り、これからのどんな人生を送りたいのかを考えるためのツールとしての役割も果たします。
遺言書とは違い、法的拘束力は持ちませんが、口頭では伝えにくい家族への思いや忘れずに伝えたい重要な情報などを記録しておくのにとても役立ちます。

身辺整理が終わった後、もしくは、整理を行っている最中でも、気が付いた時にエンディングノートに記しておくことで、ご自身にとっても、後々受け取る家族にとっても大切な記録となります。書き込む内容は自由ですので、ご自身が記したいと思ったことを記載していくといいでしょう。

ポイント・コツ

まだまだ若い年代である、40代。生前整理を進めるためのポイントは「頑張りすぎない」ということです。

・小さな範囲からコツコツ進める
身辺整理の、特に「身の回りのモノを整理する」際、一気に終わらせようといきなり広範囲のモノに手を付けてしまうのは得策ではありません。モノの要不要の判断は想像以上に気力を使います。また、実際にモノを動かしたりと、体力も必要です。
仕事に育児に…と他にもたくさんのやることがある現役世代。余力を残して、そして、余裕を持って生前整理を進めるためにも、引き出しひとつや棚一段など、小さな範囲のモノから少しずつ整理を進めていくことがおすすめです。

・ひとりで頑張りすぎない
これまで見てきた通り、生前整理でやることは多岐にわたります。自分のことに片を付けるのだから、自分ひとりで行わなければ…！そう思って、全てひとりで進めようとすると、時間も労力もかかります。
生前整理は長期戦です。ひとりでがんばりすぎず、家族などに頼りながら進めていくことがおすすめです。家族に頼りたくない・頼れないという場合は、お片付けのプロに頼ってしまうというのもひとつの手です。
無理なく進めていけることが何よりも大切です。

・エンディングノートは都度都度更新する
まだまだこの先、ライフスタイルや資産状況などに変化が起こる40代。エンディングノートは、一度書いたら書きっぱなしにせず、変化が起きたら都度都度更新するようにしましょう。

40代で生前整理を検討されている方へ

40代、まだまだ生前整理を始めるには早すぎると感じるかと思いますが、実は早すぎるということはありません。40代に始めるからこそ、余裕をもって進めることができ、また将来についてじっくりと考える良い機会となります。気負うことなく、気軽な気持ちで、小さなところから進めてみてはいかがでしょうか？

もし、「身の回りのモノの整理」を行う際、どうしてもご自身だけで進めることが難しかったり、どこから手を付けたらいいのか迷ってしまうという場合は、ぜひ一度、弊社ハート・コードにご相談ください。
お片付けのプロが、しっかりと気持ちに寄り添いながら、効率的に「身の回りのモノの整理」を進めるお手伝いをいたします。また、デジタルデータの整理のサポートも承っております。お悩みの際は、ぜひご相談ください。
早めに始めるからこそメリットが多い、生前整理。ぜひ、ハート・コードと一緒にすすめませんか？ご連絡お待ちしております。