SNSやテレビ、雑誌など、様々なメディアで注目されている整理収納アドバイザー。整理整頓や片付けが得意な方の中には、「整理収納アドバイザー資格に興味がある」「資格を取得して仕事に活かしたい」と考えている方もいらっしゃるでしょう。
そんな中で湧いてくる疑問が、整理収納アドバイザー資格は独学で取れるのか?ということ。
今回は、整理収納アドバイザー資格取得方法や難易度、費用、そして独学で取得可能かについて解説いたします。
目次
整理収納アドバイザーの資格は独学では取れない
結論から言うと、整理収納アドバイザー資格は独学で取得することはできません。
整理収納アドバイザーは一般社団法人ハウスキーピング協会が認定する民間資格です。「2級 → 準1級 → 1級」と順番に講座を受講・合格していくステップアップ形式になっているため、独学での受験ルートが存在しないのです。
整理収納アドバイザーの資格概要
整理収納アドバイザー資格の各講座を受講することで、片付けや収納のプロとして、家庭や企業などで活躍できるスキルが身につきます。
先ほども簡単に触れたとおり、資格講座には「整理収納アドバイザー2級認定講座」、「整理収納アドバイザー準1級認定講座」、「整理収納アドバイザー1級試験」があり、級が上がるごとに整理収納理論への理解を深め実践的なスキルを身に付けていく内容となっています。1級試験に合格すると「整理収納アドバイザー」として活動することができるようになります。
資格取得方法
整理収納アドバイザーの資格は、以下のステップで取得していきます。
1.整理収納アドバイザー2級認定講座を受講する
この講座は1日完結型で、テキストを使用しながら整理収納の基本理論と実践方法を学びます。講座の最後には簡単な確認テストがあり、合格すれば、整理収納アドバイザー2級に認定されます。
2.整理収納アドバイザー準1級認定講座を受講する
準1級認定講座は2級取得者が対象となる講座で、整理収納の知識をより深めていく内容となっています。2級は自分が整理収納できるようになるための土台作りでしたが、準1級では自分以外の他者へアドバイスすることができるようになるためにステップアップしていく内容となります。
3.整理収納アドバイザー1級一次試験を受験
準1級認定講座終了後、1級1次試験を受験することが可能となります。1級1次試験は択一式の試験となっており、テキストや講座内容をしっかりと復習・理解することが求められます。
4.整理収納アドバイザー1級二次審査を受験
一次試験に合格すると、二次審査の受験が可能に。面談を受けた後、ファシリテイト体験報告書を提出します。ファシリテイト体験報告書は、①実際に第三者(クライアント)の問題点の解決に向けて整理収納アドバイザーとして実践体験をする「実作業編」、②第三者(クライアント)の問題点を指摘し、解決のための整理収納法を提案する「提案編」のいずれかを選んで作成します。
整理収納アドバイザー2級について

アドバイザーになる第一歩は、2級取得から!
2級では基本的な整理の考え方や方法、収納の際のコツを学びます。整理整頓が苦手、どう片づけたらいいか分からない…そんな方におすすめの講座です。また、家事に育児に忙しい働くママパパや、成長の過渡にあるお子様、家事代行サービス従事者の方にはぜひとも学んでほしい内容となっております。
取得方法と費用
整理収納アドバイザー2級は、2級認定講座、通信講座、web講座のいずれかを受講することで取得できます。
①認定講座
認定講座には、各地の様々な会場で開催されるものと、zoomなどを使って自宅で受講できるオンライン講座があります。
また、1日で学ぶ講座の他に、3時間ずつ2日間に分けた形で開催されるものもあるので、丸一日は時間が取れないけど午前中だけなら…という方でも大丈夫。2級認定講座は開催数が多く、日程や時間も様々ですので、受講しやすいスタイルのものを選びましょう。
受けたい日時が決まったら、その講座の案内に従って必要事項を記入し、申し込みをします。講座の数日前までにテキストが届きますので、受け取りを忘れずに。
当日は会場開催なら現地へ、オンラインの場合は事前に送られた講座のURLにアクセスします。時間より少し前に開始し、接続に不備がないか確認する講座もありますので、各講師の案内に従いましょう。その他、開催する会場や講師によって注意事項が変わりますので、講座案内をよく確認しておくことが大切です。
受講料はテキスト代・認定料も含め24,700円(税込)。時期によっては割引キャンペーンが行なわれているので、その機会に受講すると少しお得になります。
②通信講座
ユーキャンなどの通信講座で整理収納アドバイザー2級を取得するメリットは、なんといっても自分の好きな時間に学べる事。隙間時間を使うことができるので、まとまった時間を取るのが難しい方におすすめです。人と話すのは苦手…1人でじっくり勉強したい、という方にも向いています。
また2級だけでなく準1級も続けて学べるため、1回の申し込みで準1級まで取得できます。2級取得まで2カ月、準1級終了までだと約4カ月かかってしまいますが、自分のペースで学べるのが魅力です。
ただし、認定講座とは教材が違う点に注意しましょう。通信講座のテキストでは認定講座は受けられないので、通信講座を受けた後に認定講座を再受講したい場合などは、認定講座のテキストを購入する必要があります。
受講料は49,000円(税込)ほど。分割で支払うことも可能です。こちらも割引キャンペーンが開催されることがあるので、その機会に申し込むとお得に受講できます。
③web講座
自宅受講の選択肢には通信講座以外にもうひとつ、web講座という方法があります。
テキスト主体の通信講座とは違い、web講座はeラーニングを利用した動画とレジュメを利用して学習する講座です。パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットでも受講することができます。60日間の受講期間内であれば、何度でも視聴することが可能です。
公式テキストの購入は不要で、講座内容をまとめた「スライド資料」と「演習シート」を使用します。公式テキストをご希望の場合は、別途購入する必要があります。
受講料は17,050円(税込)です。
準1級も受講する予定がある場合は、2級・準1級をセットで申し込むと、 44,000円(税込)で受講することができます。準1級を単独で受講すると33,000円(税込)なので、どちらも受講予定の場合はセットで申し込むほうがお得です。
どの方法で受講する場合でも、時期によっては割引キャンペーンが行なわれていることがあるので、お得に受講したい方はチェックするのがおすすめです。
整理収納アドバイザー2級の合格率・難易度
認定講座の場合は、講座を受講し、まとめテストに合格すれば認定されます。合格率はほぼ100%。講座内で学んだことを理解できていれば、難しくありません。また、web講座は、受講期間内であれば合格するまで何度でも最終テストにチャレンジすることができます。
いずれも、受講後、1か月ほどで認定証が発行されます。
通信講座の場合は、添削課題に合格すると、そのまま資格認定となります。合格ラインは100点満点中70点以上。自宅での試験なので、見直しもしやすいです。
整理収納アドバイザー2級の資格に有効期限はなく、更新の必要はありません。
整理収納アドバイザー準1級について

2級修了者を対象とした講座です。1級試験の前提となる講座となっており、2級で学んだ内容をより深め、第三者の片付けをサポートするためのノウハウを学ぶことができます。
取得方法と費用
整理収納アドバイザー準1級は、2級と同じく、認定講座、通信講座、web講座のいずれかを受講することで取得できます。
①認定講座
2日間の講座となります。2級と同じく、各地の様々な会場で開催されるものと、zoomなどを使って自宅で受講できるオンライン講座があります。
受講料はテキスト代・認定料も含め41,800円(税込)。2級講座受講後に、一定期間内に申し込みをすると受講料が割引になるので、受講予定の方は2級終了後に早めに申し込みすることをお勧めいたします。
②通信講座
2級の解説でも触れましたが、ユーキャンなどの通信講座では「整理収納アドバイザー講座」を申し込めば、2級、準1級を続けて学べるため、1回の申し込みで準1級まで取得できます。
③web講座
準1級にもweb講座があります。90日間の受講期間内であれば、何度でも視聴することが可能です。
講座内容をまとめた「スライド資料」と「演習シート」を使用します。
受講料は33,000円(税込)です。
整理収納アドバイザー準1級の合格率・難易度
2級と同じく準1級も、合格率はほぼ100%。
認定講座もWEB講座も、講座を受講し、まとめテスト(最終テスト)に合格すれば認定されます。いずれも、受講後、1か月ほどで認定証が発行されます。通信講座の場合は、添削課題に合格すると、そのまま資格認定となります。
整理収納アドバイザー1級について

整理収納のプロフェッショナル「整理収納アドバイザー」として活動するための最上級資格。整理収納の理論・実践力・提案力などが求められます。
試験内容
1級試験では、単なる整理収納の知識だけでなく、実際の生活環境に即した提案力が問われます。
・1次試験
1次試験は「択一式の筆記試験」となっています。2級・準1級講座で学んだ知識をしっかりと自分のものとできているかを確認する内容となっています。
・2次審査
2次審査は、面接とファシリテイト体験報告書の提出による試験となっています。
受験者は「実際に第三者に対して、整理収納のお困りごとを解決するための実作業を行う」実作業編、「第三者の問題点を提起し、どのように整理収納を行っていけばよいのかの提案をする」提案編のいずれかを選んで、ファシリテイト体験報告書を作成します。ファシリテイト体験報告書の提出に先立って行われる面接では、整理収納アドバイザーとしてのコミュニケーション能力を見るとともに、どちらのテーマでファシリテイト体験報告書を作成するのかの確認が行われます。
整理収納アドバイザー1級の難易度・合格率
整理収納アドバイザー1級1次試験の合格率はおよそ70〜80%、2次審査の合格率は90%程度とされています。難易度はそれほど高くないように見えますが、準備不足では合格は難しいと言えるでしょう。これまでに学んできた整理収納の理論やノウハウを自分のものとし、それをアウトプットすることができるようになることが大切です。
整理収納アドバイザー1級の試験対策
1級合格に向けた対策には、以下のような方法がおすすめです。
①テキスト・資料を活用する
2級認定講座や準1級認定講座で配布される公式テキストは、試験対策の基礎です。しっかりと基礎を定着させることができるように、テキストの内容をしっかりと復習しましょう。
②オンライン学習を活用する
ハウスキーピング協会が提供する、1級1次試験対策のオンライン学習を活用するのもおすすめです。ハウスキーピング協会公式のオンライン学習なので、これまでの出題傾向を踏まえた問題を解きながら復習を進めることができます。スマートフォン・タブレット・パソコンのどの端末にも対応しているので、隙間時間にさっと学習できるというメリットもあります。
③試験対策ビデオを視聴する
1級試験の、特に2次審査はどのような内容でファシリテイト体験報告書を作成したらよいか悩んでしまうことと思います。その際に、参考となるのがハウスキーピング協会HPで視聴できる「試験対策ビデオ」です。資料作成のポイントや合格のコツが紹介されているので、一度視聴してみることをおすすめします。
資格取得にかかる費用
1級取得にかかる主な費用は以下の通りです。
・1級一次試験:16,500円(税込)
・1級2次審査:19,800円(税込)
1級一次試験と二次審査はセット申し込みをすると、32,670円(税込)となり、ばらばらに申し込みをするよりもお得に受験することができます。
整理収納アドバイザーの資格は無駄・意味がない?

実は、注目度が高まっている資格であるのにも関わらず、整理収納アドバイザー資格について、インターネット上ではネガティブな意見が散見されます。なぜ、整理収納アドバイザー資格は「無駄」「意味がない」と言われてしまっているのでしょうか?
その背景には、以下のような理由があると考えられます。
国家資格ではないため
整理収納アドバイザーはあくまで民間資格。国家資格ではありません。
そのため、「公的な認知度や信頼性が低い」「企業での評価が不明確なため、就職や転職で有利になりにくい」というイメージを持たれることがあります。
知名度がまだ限定的
以前に比べて認知度は高まりつつあるものの、国家資格である医師や看護師のように世間に広く知られているわけではありません。知らない人からすれば「それって何の意味があるの?」という印象を持たれてしまう資格であるというのも事実です。
資格を活用できていない人もいる
整理収納アドバイザー資格は取得したからと言って、すぐに仕事が舞い込んでくるような資格ではありません。そのため、資格を取得しても、実際に仕事や副業に活かせないまま終わる人も一定数います。
「資格を取ったけど、結局普通に家の片付けをしただけだった」「思っていたより収入につながらなかった」という声が「無駄」という印象につながっているようです。
整理収納アドバイザーの資格を取得するメリット
先程の項目でネガティブな意見が見られる理由を紹介しました。しかし、整理収納アドバイザーの資格が本当に意味ない・無駄なのかというと、答えは「NO!」です。むしろ、活かし方次第で人生を豊かにする可能性を秘めた資格でもあります。
それでは、整理収納アドバイザー資格は“意味のある資格である”と言える理由、整理収納アドバイザー資格を取得するメリットを見ていきましょう。
資格を活かして活躍している人が多数
整理収納アドバイザー1級を取得し、個人で整理収納アドバイザーとして活動する方、副業で片付け講座を開く方、YouTubeやSNSで発信している方など、実際に仕事として活躍している事例も多く見られます。
また、家事代行業や引越し業者、インテリア関連の住生活に関わる職種と組み合わせて、自身のサービスに付加価値をつけることで、サービスの幅を広げている方も多くいらっしゃいます。
生活の質が大きく向上する
たとえ仕事に直結しなくても、整理収納の知識は毎日の生活に直結します。「モノの定位置を決める」「使う頻度で収納場所を見直す」といった基本的な考え方を知ることで、日常が驚くほど快適になります。
整理収納を学ぶことで、自宅だけでなく、思考や時間の整理も可能に。タスク管理が容易になり、心に余裕が生まれるという効果も見逃せません。
認知度も年々上昇中
テレビや雑誌などのメディアで取り上げられる機会が増え、「整理収納アドバイザー」という肩書きの認知度や信頼性も上昇傾向にあります。地方自治体や企業のセミナー、子育て世代に向けてのセミナーなどに招かれる講師もおり、社会的ニーズが高まっているとも言えます。
整理収納アドバイザーの資格はこんな人におすすめ
活かし方次第で「意味のある」資格となる整理収納アドバイザー資格。そんな整理収納アドバイザーの資格は、以下のような方に特におすすめです。
自宅を快適にしたい方
毎日過ごす生活空間を整えたいと思っていたり、部屋の片付けに悩んでいる方にとっては、まさに実用性の高い資格です。片付け本では得られない、体系化された知識と実践的なスキルが身に付きます。
将来的に副業・独立を考えている方
「将来、在宅ワークや自分のペースで働きたい」と考える方にもぴったり。とくに育児や家事との両立を目指す主婦層からの人気が高く、自分の経験を仕事に変えることができます。
暮らしの質を高めたい方
整理収納を学ぶことは、単にモノを片付けることができるようになるだけではなく、「自分にとって本当に必要なもの」を見極め、物事の優先順位をつけることができるようになることで、思考の整理にもつながります。また、ミニマリズムやライフオーガナイズに関心がある方にも、学ぶ価値は大いにあります。
整理収納アドバイザーの資格に興味がある方へ

整理収納アドバイザーの資格は片付けや収納に関する知識を深めたい方、仕事や生活に活かしたい方にとって非常に有益な資格です。独学での取得はできませんが、充実した講座を通じて、確実にスキルアップが可能です。
【体験談】育児中に整理収納アドバイザーを取得した筆者のスケジュール
筆者が資格を取得したのは2019年12月。当時子どもが幼稚園に通っており、通信教育をやり遂げる自信がなかったため、近場で開催されていた「2級認定講座(土日午前・3時間×2日間)」を受講しました。長時間の外出にならず、夫に子どもを見てもらっている間に受講できたのが決め手です。
1級の2次審査では、友人宅のキッチン片付けを実践。お互いの子どもが幼稚園に行っている間に3回訪問し、ヒアリングから実際の片付け、収納アイテムの買い出しまで伴走しました。友人に打診してからご家族に許可をいただいて、実際の片付け作業に取り掛かるまでの期間は2週間ほど。片付け作業を行った日は連続して訪問できるように、日程調整をしました。
小さな子どもを育てながらの挑戦は時間との戦いでしたが、家族や友人の協力もあり、無事に合格することができました。
資格取得後の第一歩は「ハート・コード」で
ハート・コードは、整理収納サービスを専門とする会社で、15年以上にわたり実績を積み重ねてきたプロ集団です。多数の整理収納アドバイザーが在籍・活躍しており、資格取得後のキャリアを支える環境が整っています。
ハート・コードでは、整理収納アドバイザー資格を目指す方、そして取得後の活動を本格化させたい方に向けて、以下のような支援を行っています。
・「整理収納アドバイザー2級認定講座」のリクエスト開催
ハート・コードでは受講希望者のご要望に応じて、日程調整のうえ整理収納アドバイザー2級認定講座のリクエスト開催を行っています。初めて整理収納を学ぶ方にも丁寧に対応いたします。
・整理収納アドバイザー資格取得者向け「スタートガイドセミナー」
整理収納アドバイザー資格取得後の「何から始めたらいいか分からない」を解消するため、活動の始め方、仕事の受け方、実践のコツなどを伝授。アドバイザーとしての第一歩をしっかりサポートします。
・資格取得者が活躍できる場がある
ハート・コードでは、多数の整理収納アドバイザーが実際に現場で活躍中です。経験を積みたい方、実践の場を求めている方にも最適な環境が整っています。
整理収納アドバイザーとしての夢を実現するための第一歩をぜひ、ハート・コードと一緒に踏み出しませんか?まずはお気軽に、お問い合わせください。










