「服の量はそんなに多くないはずなのに、服があふれて扉が閉まらない」「スペースが狭すぎて、季節ごとに入れ替えるのが面倒」――コンパクトなクローゼットの収納にお悩みの方は多いのではないでしょうか?
実は、クローゼット収納のカギは“広さ”よりも“使い方”。クローゼットは使い方次第で収納力が大きく変わります。限られたスペースではありますが上手に活用することで、思っている以上にスッキリと収納することが可能です。
この記事では、狭いクローゼットを最大限活かすための収納術やアイデア、便利アイテムを整理収納の視点からわかりやすく解説します。
クローゼットの一般的なサイズ
まずは、一般的なクローゼットのサイズから把握していきましょう。
一般的な家庭のクローゼットは、奥行きが約45〜60cm、幅が90~180cm、高さが180~230cm前後といわれています。
このサイズは、ハンガーパイプに衣類を掛けることを前提とした設計で、奥行きに余裕がない場合は、洋服の肩幅ギリギリということも多いでしょう。
そのため、以下のような特徴があるクローゼットは「狭い」と感じやすくなります。
・幅が1m以下で、ハンガーの並びに余裕がない
・奥行きが浅く、衣類が重なって取り出しづらい
・棚や引き出しが少なく、デッドスペースが多い
つまり、「狭いクローゼット」とは、収納量よりも取り出しにくさ・活用のしづらさを感じる空間を指します。
【狭いクローゼットの収納術】アイデア&コツ
狭いクローゼットでも、収納の基本を押さえ、工夫を加えることで収納力を大幅にアップできます。ここでは、整理収納のプロが実践している方法をご紹介します。
収納の基本
狭いクローゼットに快適に衣類を収納するためには、次のようなポイントをおさえましょう。
①持ち物を見直すことが第一歩
限られた空間を活かすためには、「今着ている服」「シーズンオフの服」「もう着ない服」を分けることが重要です。不要な衣類や小物を見直すことで、収納スペースが生まれます。
②ゾーニングを意識する
上段は使用頻度の低いシーズンオフのアイテム、中段は毎日使う衣類、下段はバッグや小物収納といったように、使用頻度別にエリアを分けると出し入れがスムーズになります。
③「見える収納」を取り入れる
半透明のケースやラベルを使い、「どこに何があるか」が一目でわかるようにしましょう。探す手間が減り、維持管理も簡単になります。
アイデア・コツ
基本をおさえたら、続いては、より快適に活用するためのアイデアやコツをご紹介いたします。
1.デッドスペースを活用する
クローゼットの上部・奥・扉裏は見逃されがちな空間です。その空間もしっかり活用することで、収納力がUPします。
・上部にはシーズンオフの衣類をキャスター付きボックスで収納
・奥には吊るせる収納ラックを活用して小物やバッグをまとめる
・扉裏にはフックやネットを取り付け、ベルト・帽子・ストールを掛ける
ちょっとした工夫で“使えるスペース”を増やすことができます。
2.同じハンガーでそろえる
ハンガーの形や厚みを統一するだけで、見た目がスッキリするうえ、数センチ単位の余裕が生まれます。薄型の滑り止めハンガーを選ぶと、収納量がぐっとアップします。
3.ボックス・引き出しを組み合わせる
床にそのままモノを置くと乱雑になりやすいので、スタッキング可能な収納ボックスを活用して、下部を有効活用しましょう。また、キャスター付きボックスなら掃除もしやすく、季節ごとの入れ替えもラクになります。
4.衣類の“縦収納”を意識する
たたんでしまう際は「平置き」ではなく、「立てて収納」するのがポイント。引き出し内でも一目で見やすく、衣替えがスムーズになります。
注意点
・収納グッズを買い足す前に、まず見直しを!
衣類が収まらないと、ついつい収納グッズを増やしたくなってしまいます。でも、グッズの購入はちょっと待って!整理をする前に収納グッズを買い足してしまうと、かえって圧迫感を生み使いづらくなってしまうことも…。まずは、衣類を着る服着ない服に分別し、着ない服を減らしてから、改めて足りない収納を買い足すというのが理想です。
・奥行きに合ったサイズを選ぶこと
特にボックスやケースは、クローゼットの奥行きを測ってから購入しましょう。奥行きが深すぎると、クローゼットの開閉がスムーズにできません。
狭いクローゼットにおすすめの収納グッズ・アイテム
クローゼットの限られた空間を活かすためには、収納グッズやアイテムの選び方も重要になってきます。この項目ではおすすめの収納グッズ・アイテムをご紹介します。
①キャスター付き収納ボックス
シーズンオフの衣類の出し入れに便利。キャスターがついていることで、衣替え時の出し入れがスムーズになります。
②吊り下げラック
クローゼットのハンガーパイプにかけて使うタイプのラック。バッグ・帽子・マフラーなどの小物収納に便利です。
③クローゼット用吊り下げハンガー
ハンガーパイプに吊り下げることで、クローゼットのスペースの上下を活用できるアイテム。ハンガーパイプの下の空間に新たに衣類を掛けることができるバーを設置することで、2倍の収納力になります。
④薄型ハンガー
実は侮れないハンガーの厚み。薄型ハンガーで統一することで、かさばる衣類をコンパクトに整理することができます。
これらを組み合わせることで、“取り出しやすく戻しやすい”快適なクローゼットが実現します。
狭いクローゼットの収納術をチェック
狭いクローゼットでも、工夫次第で「すっきり」「見やすく」「使いやすく」整えることができます。ポイントは、モノの量を適正に保ち、空間を分けて活用すること。ぜひ、お気に入りの服を快適に収納して、着たい服をすぐ手に取れる生活を手に入れましょう。
もし、どうしても服を減らすことができない。どんなふうに収納してよいか見当もつかない。そんな時には、片付けのプロに頼ってみるのもおすすめです。
弊社ハート・コードは、スタッフ全員女性の整理収納のプロ集団です。
豊富なお客様サポート経験から、どんなふうに整えたら「使いやすく」「しまいやすい」「見た目にすっきり」な収納にすることができるのか、お客様とコミュニケーションを取りながらご提案いたします。
もちろん、収納グッズのご提案もお任せあれ!ご要望次第で、購入された収納グッズの設置も承っております。
只今、衣替え・クローゼット整理キャンペーン実施中!11/30までの作業で、スタッフ1名3時間の作業が17,000円でご利用いただけます。お得なこの機会に、一度プロのお片付けキャンペーンを体験しませんか?
「狭くて片付かない」を「使いやすく整った空間」に変えるお手伝いをいたします。まずはお気軽にご相談ください。
― 暮らしと心を整えるお手伝いを、ハート・コードが ―
クローゼットを整えることは、毎日の暮らしを心地よくする第一歩です。
お気に入りの服がすぐ見つかり、朝の支度が少し楽しくなる――
そんな小さな変化が、心のゆとりにつながります。
ハート・コードは、狭いクローゼットでも、「今ある空間を最大限に活かす」ことを大切に、片づけやすく、戻しやすく、そして見た目も美しい仕組みづくりをご提案。
“ととのう”体験を通して、暮らしがより豊かで前向きになるように。
ハート・コードは、あなたの「心地よい日常」を一緒に育てていきます。

高橋ひかる
株式会社ハート・コード所属 コラム・インスタ担当
・整理収納アドバイザー
・クリンネスト
・デジタル整理アドバイザー2級
・ホームヘルパー2級
・ファイリングアドバイザー
※記事監修:有賀照枝(整理収納アドバイザー、整理収納コンサルタント)







