Columnコラム

高齢者が快適に生活するための収納術!ポイントやNG例を紹介

だんだんと歳を重ねていくと、これまで当たり前にできていたことがうまくできなくなったり、身体が思うように動かなくなったりと、知らず知らずのうちに変化が出てきます。それまでは使いやすかった収納も歳を重ねるにつれ、使いづらくなってしまう、ということも往々にして起きてしまいます。
どうしたら、ご高齢の方が生活しやすく、ものを収納することができるのか。今回は高齢者が快適に生活するための収納術について解説していきます。

高齢者が快適に生活するための収納のポイント

ご高齢の方がゆったりと負担を感じずに暮らしていくために大切なのは、毎日繰り返しても無理がない動作で生活できるということ。我慢せず、快適に暮らせるように収納していきましょう。

無理のない動作で出し入れできる

歳を重ねると、腕を上げる動作やしゃがむ動作が困難になってきます。無理なく、身体に負担のない動作でものの出し入れができるような場所に収納するようにしましょう。
また、重い引き出しや開ける際に力がいる扉など、これまでは問題なく開け閉めできていた収納用品もだんだんと使いづらくなってきていることもあります。開け閉めに困難を感じるようになってきているようであれば、軽い力で開け閉めできるような収納用品に変更するのもよいでしょう。

よく使うものは、すぐに手の届くところに置く

よく使うものはあえてしまい込まずに、扉のない棚の手前側や食卓の上のカゴの中など、すぐに手の届く場所に置いておくとよいでしょう。目につきやすく、負担の少ない動作でさっと出し入れできることが大切です。

たまに使うものは、無理なく取れるところに

消耗品のストックや外出時に使うものなど、よく使うというほどではないけれどたまに使うものは無理なく取れる場所にしまいましょう。奥にしまいこむのではなく、押入れの上段やクローゼットの手前側など、収納スペースを開けたらすぐに取り出せるような場所に収納するとよいでしょう。

生活動線にあった場所に収納する

キッチンで使う消耗品なのにストックの収納場所は遠く離れた納戸の中…など、生活動線に合っていない収納はとても使いづらいものです。収納場所を決める際は、普段ご本人がどのように生活されているのかを思い起こしてみましょう。どこで、どのようなものを使っているのかを考慮してものの収納場所を決めていくと、無駄のない動きで生活することができるようになります。

高齢者の家や部屋でNGな収納例

一方で、ご高齢の方の家でやってはいけない収納には以下のような収納があげられます。

・高いところや床下収納にしまう
たまにしか使わないからと、高いところや床下収納にしまい込むのはやめましょう。台に乗ってとらなくてはいけない場所は危険も伴いますし、床に膝をついて取り出すというのもご高齢の方には大きな負担になります。その上、目につかない場所にしまい込んでしまうと、しまい込んだものの存在を忘れてしまい、結局使わないまま、ということにもつながっていきます。

・ものを積み上げる
本や段ボール、衣類などを積み上げることは避けましょう。ちょっとしたことで崩れ、通路がふさがれて生活に支障が出てくる場合があります。その上、頭の上に崩れてきて大けがをしてしまう危険性も無きにしも非ず。安全に生活するためにも、ものを積み上げることはやめましょう。

・床にものを置く
歳を重ねると気を付けていても、転びやすくなります。足元にものが置いてあると、転倒の危険性が高まります。家具以外のものは置かないようにしましょう。

・通行の邪魔になるような場所に家具などを置く
先述の「床にものを置く」ことと同様、通行する際に邪魔になるような場所に家具などを置くと、自宅内であっても転倒の危険性が高まってしまいます。通行する時に邪魔にならず、安全に生活できるような配置にしましょう。

整理収納アドバイザーへの依頼がおすすめ

どんなふうに収納をしたら、ご高齢の方が快適に暮らせるのか。迷ってしまったら、整理収納のプロである整理収納アドバイザーへ依頼するのがおすすめです。
暮らしのお困りごとやどのように生活されているのかを丁寧にヒアリングし、プロならではの視点と技術で、ご高齢の方がより暮らしやすい収納方法を提案してくれます。ものの分け方についても、お客様に寄り添って判断のお手伝いをしてくれるため、家族とだとなかなか片付けを進められない…という場合でも安心です。

高齢者が快適に生活できる収納を

今回は「高齢者が快適に生活するための収納術」をテーマに解説してきました。歳を重ねても楽しく快適に過ごすためには、ご自宅が安全で快適に過ごせる場所であることが大切です。身体や思考の変化を意識して、負担なく出し入れできる収納に整えましょう。
もしも、どのように収納すればよいのか迷ったらならば、プロの力を借りるのも一案です。
弊社ハート・コードでは、それまでの整理収納サービスで培ったノウハウと多くのご高齢のお客様へのサポート実績を活かして、ご高齢の方が住みやすくおうちを整えるお手伝いをいたします。
お困りの際は、ぜひ一度ハート・コードへご相談ください。お待ちしております。

 

 

  •  記事監修:有賀照枝(整理収納アドバイザー、整理収納コンサルタント) 

 

 

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