Columnコラム

ナースステーションの整理整頓の必要性とポイント・コツを解説

看護師だけでなく、医師や薬剤師、事務員など様々な病院スタッフが利用するナースステーション(スタッフステーション)。多くのスタッフが利用するだけではなく、ナースステーションには患者さんのカルテや薬剤、モニターなどの精密機器など様々なものも置かれています。
たくさんの人とものが行き交うナースステーションが整理整頓がされておらずごちゃついている状態では、業務効率が下がり、ミスを引き起こしかねません。小さなミスが重大な結果を招いてしまう可能性も…。
今回は、ナースステーションの整理整頓の必要性とポイント・コツを解説していきます。

ナースステーションの整理整頓の必要性

まずは、ナースステーションにおける整理整頓の必要性について見ていきましょう。

・感染症予防のため
整理整頓がなされておらずごちゃついた状態であると、隅々まで清掃が行き届かせることが困難です。清掃が行き届かず不衛生な状態であると、感染症まん延のリスクが高まります。
整理整頓をして必要なものだけがある状態にすることで、清掃しやすい環境となり、感染症予防の一助となります。

・業務効率があがり、ミスが少なくなる
少しの対応の遅れやミスが重大な結果を引き起こしてしまう可能性のある医療現場において、迅速にミスなく対応できることは何よりも重要であるといえます。
必要なものがどこにあるのかがわからない。ナースステーションを利用するスタッフがそれぞればらばらの場所に使ったものを片付けてしまう。そんな状態であると、何かを使う時にはまずは探すところから始めなくてはならなかったり、片付けたスタッフ以外はどこにそのアイテムがあるのかがわからなかったりして、業務効率が低下してしまいます。緊急時にすぐに対応できなかったり、取り違えなどの医療ミスを引き起こしてしまう可能性も…。床に置かれたもので通路が狭まっていて、出入りするスタッフがつまづいて転倒してしまう、ということも起こりえます。
整理整頓をしっかり行うことで、スタッフの誰もが安全に使いやすいナースステーションとなり、業務効率が向上し、ミスも減らすことができます。

・信頼を得ることができる
ナースステーションは看護師などの病院スタッフだけでなく、患者さんやその家族、お見舞いに来た人など外部の人の目に触れる場所でもあります。ふと目を向けたナースステーションがモノにあふれていて雑然とした状態であると、訪れた人に不衛生な印象を与えてしまいます。不衛生な印象は、病院への信頼感も低下させてしまいます。
ナースステーションがきちんと整理整頓され清潔な状態が保たれていることで、「この病院なら任せても大丈夫」という病院への安心感や信頼感につながります。

【ナースステーション】整理整頓のポイント

つづいて、ナースステーションの整理整頓のポイントをご紹介します。

必要なもの・不要なものに分別する

整理整頓を行うにあたって、一番重要となってくるのは『不要なものを処分する』ことです。
どんなに収納テクニックを駆使してものを収めたとしても、不要なものが多数存在している状態であると必要なものを取り出すのに時間がかかったり、使った後に戻すのが難しかったりして、使いやすい空間に整えることが難しいからです。また、期限が切れた薬剤を誤って使用してしまうなどのミスも引き起こしてしまう可能性もあります。
まずは、ナースステーションにあるものを必要なもの・不要なものにしっかりと分別し、使用期限切れのものや使っていないものなどを処分しましょう。この時にあわせて、必要ではあるけれど、ナースステーションに置いておかなくてもよいものも分けておきましょう。

収納を見直す

必要なものを迅速に取り出すことができるように、収納を見直していきましょう。
関連するアイテムや同じタイミングで使うアイテムごとにグループ分けをして収納していくと、効率よく作業を進めることが可能となります。
また、薬剤などは透明なケースに入れると、入っている薬剤の種類が一目で確認でき、在庫はどのくらいあるのかのチェックも容易になるので便利です。一方で、個人情報である患者さんのカルテや書類などは外部の人からは見えにくく、かつ、使用するスタッフには探しやすく取り出しやすいファイルボックスなどにまとめるようにすると良いでしょう。

使用頻度を考えて収納する

グループ分けが済んだら、毎日使うもの、2〜3日に1度使うもの、週に1回使うもの、などのように使用頻度を考えながら収納していきます。使用頻度の高いものから優先的に取り出しやすい場所に収めていきましょう。
収納場所を決めたら、何が収納されているのかがスタッフ全員にわかるようにラベリングをしましょう。

職場の整理整頓を定着させるには

整理整頓は継続することで初めてその効果を発揮します。
一方で、例え継続的に整理整頓を行なっていたとしても、その整理整頓を行なっているのが誰かひとりだけでは、ナースステーション全体を整った状態で保つということは困難です。
ナースステーションを利用する全てのスタッフが整理整頓の必要性をしっかりと認識し、同じ方向を向いて整理整頓を行なっていくことが大切です。

また、どのようにアイテムを収納していくのか、どのような基準で廃棄するのかなどの片付けのルールを決め、スタッフ全体に周知することも重要となってきます。スタッフがそれぞれのルールで片付けをしていたのでは、誰もが使いやすいナースステーションとはならないからです。ルールを決める際には、使うスタッフの意見をしっかりと反映し、定期的にルールを見直して現状に即したものにアップデートしていくことで、継続して整理整頓していく意識も高まることでしょう。

日々の業務に追われていてなかなか意識が整理整頓に向かないという場合は、5分間だけ片付けタイムを設けるなど、整理整頓が定着するまでの間は、スタッフ全員が整理整頓を行なう状況を作るようにすると効果的です。

ナースステーションの整理整頓を業者に委託するなら

整理整頓をしなくてはいけない、という意識はあるのだけれども、日々の業務に追われていてどうしてもその時間を取ることができない。スタッフだけでは手が回らない。そんな時には外部の業者に整理整頓を委託するという方法がおすすめです。

・ハート・コードの企業様向けサービス
弊社ハート・コードでは、企業様向けの片付けサービスとして、スタッフの皆さんに対する片付けサポートをする「職場環境整理サポート」、弊社スタッフがお伺いし片付けの実作業を代行する「片付け訪問サービス」、日々の整理整頓・清掃業務を弊社スタッフが担う「総務サポートサービス」を行なっております。

「職場環境整理サポート」は、職場全体で職場環境を改善・整えたいと考えている企業様を対象としたサービスです。スタッフの誰もが整理整頓をし、それを維持していける仕組み作りをサポート致します。また、スタッフの皆様ご自身で整理整頓された状態を維持・管理できるようにするための定期研修や訪問サポート、人材育成も承っております。

「片付け訪問サービス」は、職場・オフィスの片付けをしたいけれど、人手が足りない。短期間で片付けを進めたい。そんな企業様を対象としたサービスです。
クライアント様のご希望にあわせて、ナースステーションでのモノの整理収納作業、書類のファイリング作業を、整理収納アドバイザー有資格者である弊社スタッフが代行して行います。

また、日々の整理整頓作業や清掃作業を弊社スタッフが担う「総務サポートサービス」もご提供しております。長年ハート・コードで培ってきた清掃技術と整理収納のノウハウを活かして、病院スタッフの皆様が心地よく過ごせ、業務効率の向上に寄与する環境づくりのサポートを致します。

お片付けのお困り事がありましたら、お気軽にハート・コードへご相談ください。

ナースステーションの整理整頓は大切

たくさんの人やものが行き交うナースステーション(スタッフステーション)。日々緊張感を持って業務に当たっている病院スタッフの方々が、効率よく快適に仕事を遂行できる環境に整えてあげることは何よりも重要であるといえます。
もしも、病院スタッフだけでは整理整頓まで手が回らない、どんなふうに整理整頓を進めていけばいいのかわからないという場合には、ぜひともハート・コードにご相談を。プロのノウハウでナースステーションの環境を改善するお手伝いをさせていただきます。

 

 

  •  記事監修:有賀照枝(オフィス環境診断士、整理収納アドバイザー、整理収納コンサルタント、ファイリングデザイナー検定1級) 

 

 

モノも書類もおまかせください。整理収納ならハート・コードへ!
東京都を中心に神奈川、埼玉、千葉でご依頼を承っております。
下記までお気軽にお問い合わせください!

Contactお問い合わせ

LINE友達追加
メールでお問い合わせ