
新居での新生活に期待が高まる一方で、旧居での荷造りや新居での荷解き、様々な手続きなど引っ越しの際はしなくてはならないことが数多くあります。時間も体力も限られている中で行う引っ越し。できるだけ効率的に進めたいですよね。
今回は、引っ越しを効率的に進める方法とコツを解説していきます。
引っ越しを効率良く進めるには?
引っ越しを効率よく進めるためには荷造り・荷解きが大きなカギを握ります。
荷造りの際に、旧居にあるものを手当たり次第に段ボールに詰め込んでしまうと、膨大な量の荷物を梱包することになり、多くの労力と時間がかかってしまいます。その上、新居に不要なものまで持ち込んでしまうことにも。運ぶものの量も多くなるので、引っ越し費用が余計にかかってしまう可能性も出てきます。
荷解きの際においても、いかに適切に荷造りができたかが大きな影響を及ぼします。荷造りをする時に段ボールの中に雑多にものを詰め込んでしまうと、新居でそのひとつひとつを使い勝手よく収納していくのは、多大な手間と時間を要します。すぐに使いたいものがどこの段ボールに入っているのかわからず、全ての段ボールを開ける羽目になった…ということも起こりえます。また、「新居のどこに何を置くのか」をイメージせずに荷物を運び込んでしまうと、使う場所・収納する場所にものを的確に搬入してもらうことができず、荷解きの際に新居の中を荷物を持って移動しなくてはならなくなり、余計な時間や体力を消耗してしまいます。
引っ越しを効率よく進めるためには、まずは旧居での荷造りを的確に行うこと。そして、荷解きを計画的に行うことが重要となってきます。
引っ越しの荷造り・荷解きを効率良く進める方法とコツ
それでは、引っ越しの荷造り・荷解きを効率よく進める方法とコツをご紹介していきます。
荷造り
まずは、旧居での荷造りです。
①要不要を分ける
荷物を段ボールに入れるその前に、持っているものを必要なもの・不要なものに分けて、不要なものは処分しましょう。使っていないけれど、なかなか捨てられずにいる…というものも、「新居での生活に必要か」を念頭に、引っ越しのタイミングで思い切って手放してみてはいかがでしょうか?
持っているものを厳選することで、ものの量が減り、いざ段ボールに梱包していく際にもスムーズに作業を進めることができます。
粗大ごみを出す際は、時期によっては収集まで1か月ほどかかる場合も。年末年始や新年度が始まる前の3月は特に混み合います。時間に余裕を持って申し込みをするのがおすすめです。
②使う場所ごとにグルーピングする
持ち物を必要なものだけに厳選できたら、使う場所や収納する場所ごとにグルーピングしていきます。新居での生活をイメージしながらグルーピングしていくと、荷解きも効率よく進められます。
③使用頻度の低いものから梱包していく
グルーピングが終わったら、段ボールに梱包していきます。
引っ越し当日まで旧居での生活は続くので、まずは、段ボールに入れてしまっても支障がないオフシーズンのものや使用頻度の低いものから梱包していきましょう。
梱包の際は段ボールの側面や上面に、入っているものや新居のどの部屋に運ぶのかを記入しておくと、引っ越し業者の方も搬入の際に迷わず、スムーズに引っ越し作業を進められます。
また、ひとつの段ボールに重いものをたくさん詰め込みすぎてしまうと、運ぶ時に大変になります。自分で無理なく運ぶことができる重さになるように、書籍や食器などの重いものは小さめの段ボールに分散して入れるようにしましょう。その際、衣類やタオルなどの軽いものを隙間に入れて、緩衝材のように利用するのもおすすめです。
④直前まで使うもの、新居ですぐ使うものは最後に梱包する
いよいよ引っ越し当日が近づいてきたら、直前まで旧居で使っていたものや新居ですぐに使う掃除道具や調理器具などを梱包します。その際、新居ですぐに開けられるようになるべくひとつの段ボールにまとめて入れると便利です。
荷解き
続いて、荷解きについてです。
①大型の家具から搬入する
荷物の搬入の際は、まずは大型の家具から搬入します。
あらかじめ、新居の間取り図を参考に、大まかな設置場所を決めておくと、引っ越し業者の方が搬入する際に指定の位置に設置してもらうことができます。新居での生活スペースや作業スペースを確保できる上、自分たちだけでは動かすことが困難な大型家具を使いたい場所に設置してもらうことができるので後々の作業が楽になります。
②段ボールは使う場所に搬入する
続いて、段ボールを搬入します。
段ボールは中に入っているものの使う場所・収納する場所に搬入してもらうようにしましょう。段ボールを開梱する際に開けてすぐに設置・収納することができるので、無駄に新居内を持ち運ぶ必要がなくなります。
荷造りの項目でも触れましたが、段ボールの側面や上面にどの部屋に搬入するかを記載しておくと搬入もスムーズです。
③段ボールはひとつずつ開ける
あれもこれも手当たり次第に段ボールを開けてしまうと、部屋がごちゃついてしまい、片付けるのが困難になります。はやる気持ちはぐっと抑えて、段ボールはひとつずつ開けるようにしましょう。
その際、新居での生活にすぐに使う寝具やカーテン、調理器具などの段ボールから開けていきましょう。
引っ越しの荷解きは専門業者への依頼がおすすめ
引っ越しは、荷造りに始まり、旧居からの搬出、新居への搬入、そして、荷解き…と、どの作業を切り取っても、時間も労力もかかる大変な作業の連続です。その上、荷造りの際は荷解きを念頭に置いて荷造りをする必要があり、荷解きも新居での使い勝手を考えながらものを出していく必要があります。
仕事や育児の合間に行わなくてはならず時間がなかなか取れないという場合や、ひとりで作業を進めることが困難な場合には、専門業者、特にお片付けのプロへ依頼することがおすすめです。
お片付けのプロの荷造り・荷解きは、「ものを段ボールに収めていくだけ」だったり、「段ボールの中のものをとりあえず出していくだけ」ではありません。
荷造りの前の、ものの要不要の判断の際からサポートを行ってくれるため、新居に必要なものだけを運ぶことができます。搬出する荷物の量も厳選できるので、引っ越し費用を抑えることが可能になります。また、段ボールに梱包していく際も、お片付けのプロはお客様のライフスタイルや生活動線、新居の間取りを考えながら梱包していきます。そのため、新居で荷解きする際も、効率よくものを設置・収納することができ、スムーズに荷解きを進められます。
荷解きの際も、「どこに何を置けば、より暮らしやすく整えられるのか」を念頭に、荷物を新居に収めていくので、新居での生活を快適に始めることが可能になります。
もちろん荷造りから荷解きまで一括でお片付けのプロに依頼すると、よりスムーズに引っ越し作業を行うことができます。しかし、荷造り・荷解きのどちらかだけでも片付けのプロに頼ると、引っ越しの効率はぐんと上がりますよ。
引っ越しを効率良く進めるためには
これまで見てきた通り、引っ越しを効率よく進めるためのカギを握るのは、荷造りと荷解きです。
荷造りの段階から荷解きのことを考えて作業を進めることで、荷解きはぐんと楽になります。荷解きの際も、搬入の時点から計画的に行うことで、スムーズに荷解きを進めることが可能になります。
大変な作業であることは変わりありませんが、少しでも時間と労力をかけずに効率よく進めていけたら理想的ですね。
・ハート・コードの引っ越しサービス
お片付けのプロ集団であるハート・コードでも、引っ越しサービスを行っております。
スタッフは全員整理収納アドバイザー資格を保有している女性です。お片付けのプロのノウハウと、女性ならではの細やかさで、引っ越しの荷造り・荷解きをサポートいたします。
スタッフ全員お掃除のプロでもあるので、家事周辺知識も豊富です。家事動線・生活動線にかなった収納のご提案も致しております。退去後の旧居のお掃除や入居前の新居のお掃除もお任せいただけます。
お荷物が多い場合やお部屋が広い場合、お急ぎの場合は、複数のスタッフでの対応も可能です。お問い合わせの際にご相談ください。
サービス対応エリアは、以下の通りとなっております。
■東京都:23区、武蔵野市、三鷹市、調布市、狛江市
■神奈川県:横浜市、川崎市
■埼玉県:さいたま市、川口市、戸田市、和光市、朝霞市、志木市
■千葉県:浦安市、市川市
引っ越しの荷造り・荷解きにお困りの際は、ぜひ弊社ハート・コードへご相談ください。
片付けのプロの的確で丁寧な作業で、お客様が快適に新居での生活を始められますよう、全力でサポートしてまいります。
記事監修:有賀照枝(整理収納アドバイザー、整理収納コンサルタント)