
新入学の季節となりました。小学校への入学を機に子ども部屋を作ったというご家庭もあることでしょう。
お兄さん、お姉さんになった証として作った子ども部屋。その子ども部屋の扉を開けて、「どうして、いつも散らかっているんだろう」とため息をついた経験のある親御さんは多いことと思います。口を酸っぱくして「片付けなさい」と言っても、一向に片付く気配もなく、気が付いたらさらにモノが散乱している…そんな状況に頭を抱えている方もいらっしゃるでしょう。
今回は、子ども部屋の整理整頓の基本とコツ、そして、維持するための工夫をご紹介いたします。
子ども部屋が散らかりやすい理由
「子ども部屋がいつ見ても散らかっている」
「いくら声をかけても、片付けてくれない」
小学生の親御さんに共通するお悩みだと思います。
どうして、子ども部屋は散らかりやすいのでしょうか?
・片付けよりもやりたいことがあるから
理由のひとつめは、とてもシンプル。子どもたちには「片付けよりもやりたいことがある」からです。
学校から帰ってきたら、友達とも遊びたいし、ゲームもしたい。テレビも見たいし、宿題もしなくちゃいけない。子どもたちにはたくさんやりたいことがあります。
たくさんあるやりたいことを優先して、あまりやりたくない片付けは後回しになってしまうため、子ども部屋は散らかりやすいのです。
・どう片付けたらいいかわからないから
理由のふたつめは、「どう片付けたらいいのかわからない」からです。
子ども部屋には、おもちゃだけでなく、寝具や衣類、教科書や文房具などの学校関連のものなど、様々な種類のものが収まっています。種類が少なければ片付けにも迷いませんが、種類の違うものがたくさんある状態ではどこをどうしていいのかわからなくなってしまいます。その結果、子ども部屋が散らかってしまうのです。
・片付ける必要性を感じていないから
散らかりやすい理由の最後のひとつは、そもそも「片付ける必要性を感じていない」からです。
「子ども部屋が片付いていなくても困らないから大丈夫」「どうせまた散らかるから片付けなくてもいい」と感じて、片付けに積極的になれない子どももいます。また、「自分が片付けなくても、いざとなったらお母さんが片付けてくれるからいいや」と思っているパターンも。
片付けを自分事としてとらえられていないがゆえに、子ども部屋は散らかりやすいのです。
子ども部屋の整理整頓の基本とコツ
それでは、子どもに子ども部屋を片付けてもらうためには、どうしたらいいのでしょうか?この項目では、子ども部屋の整理整頓の基本とコツをご紹介します。
分類をしっかりする
先の項目でも触れました通り、子ども部屋には様々な種類のものが収まっています。ただやみくもに収納スペースにものを押し込めていってしまうと、使いたいものを必要な時に見つけ出すことが大変になってしまいます。
まずは、「おもちゃ」「衣類」「学校で使うもの」「習い事で使うもの」などカテゴリごとにしっかりと分類しましょう。分類をした後、そのカテゴリのものはどこにしまえば使いやすいのかをしっかりと考えながら収納場所を決めていくと使い勝手よく収めることができます。
収納用品は子どもにあったものを選ぶ
収納用品の高さや形状は子どもにあったものを選びましょう。
大人の場合でも同じことが言えますが、高すぎる位置にある収納は中を確認するのも、ものを出し入れするのも大変です。出し入れが大変だと、元の場所に戻さず放置してしまいやすくなります。また、開け方が難しかったり、片付けるためにいくつもの動作が必要な収納も子どもにとって使いづらいものです。
子どもの身長や使い勝手を考えて収納アイテムを選ぶようにしましょう。
収納場所は使う場所の近くに決める
収納場所は、そのアイテムを使う場所の近くに決めるようにしましょう。
特に毎日のように使うランドセルや上着類は、さっと取り出せる場所に収納場所を決めてあげましょう。どこに収納したら使いやすいのか、子どもに直接聞いて、決めるのもよいでしょう。
例えば、リビングで宿題をするという場合は無理に子ども部屋にランドセル置き場を作らず、リビングの一角にスペースを作ってあげるなど、子どもの使い勝手に応じて臨機応変に対応してあげられたら素敵です。
収納スペース内も区切って使う
クローゼットや押し入れなど、扉の中の収納スペースもしっかりと区切って使いましょう。大きなスペースの使い方を考えるのは、子どもにとって難しいことです。衣装ケースやハンガーラックなどを用いて、収納スペース内をしっかり区切り、どこに何を入れるのかをきちんと決めておくことで、雑多にものを詰め込んでしまうことを防げます。
子ども部屋をきれいに保つには?
せっかく片付けた子ども部屋。また、元の木阿弥にならないようにきれいを保ちたいですよね。こちらの項目では、子ども部屋のキレイをキープするための工夫をご紹介します。
・要らないものを処分する習慣をつける
日々を暮らしていく中で、どうしても、ものは増えていってしまいます。
定期的に子ども部屋にあるものを見直して、要らないものを処分する習慣をつけるようにしましょう。
例えば、燃えるごみの日の前には要らないものを捨てる、長期休みに入ったら部屋のものを見直す、など、ルールを決めてあげると、子どもにとってわかりやすく、親も声掛けするタイミングに迷わないのでおすすめです。
・時には親がサポートしてあげる
小学生になったといっても、まだまだ親の手助けが必要な年代です。子どもが片付けに困っていたら、サポートしてあげましょう。
また、低学年の頃と高学年では、片付けの仕方や使いやすい収納方法も変わってきます。その時々のタイミングで、より片付けやすく子ども部屋をアップデートしてあげることが大切です。
散らかった子ども部屋にお悩みなら
子どもが片付けやすいように子ども部屋を整えたいけれど、どんな風に収納したらいいのかわからない。収納アイテムの選び方に迷ってしまう。親自身も片付けが苦手で、どう片付けたらいいのか親子で悩んでいる。
そうお悩みの場合は、ぜひともお片付けのプロに頼ってください!
弊社ハート・コードは2007年創業のお片付けサービス会社です。個人で活動しているアドバイザーが多い中、お片付け業界では珍しい法人となっております。厚いスタッフ層で、お客様のニーズに合わせたお片付けサービスをご提供しております。
・スタッフ全員整理収納アドバイザーの女性
ハート・コードのスタッフは全員、整理収納アドバイザー資格を保有する女性です。確かな整理収納メソッドと女性ならではの細やかな気配りで、お子様にとって使い勝手の良い子ども部屋に整えてまいります。
・現役ママも多数在籍!
スタッフには子育て真っ最中の現役ママも多数在籍。子育て中だからこそわかる暮らしのお悩みにも寄り添ったご提案を致します。
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弊社では、お子様のお片付け力UPを目指す「整理収納アドバイザージュニア2級認定講座」のリクエスト開催も承っております。子どもの頃からお片付け理論を学ぶことで、取捨選択能力が身につき、「自分のことは自分でできる」という自立心も育まれます。
「子どもには、しっかりとしたお片付け力を身につけてほしい」そうお望みの場合は、本講座のご受講がおすすめです。
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高橋ひかる
株式会社ハート・コード所属 コラム・インスタ担当
・整理収納アドバイザー
・クリンネスト
・デジタル整理アドバイザー2級
・ホームヘルパー2級
・ファイリングアドバイザー
※記事監修:有賀照枝(整理収納アドバイザー、整理収納コンサルタント)