帰省の度にだんだんと歳を取っていく親の姿を見て、「実家を片付けないといけないな」と感じる方は多くいらっしゃるでしょう。そして、おそらく、その後に続く言葉は「でも、どこから片付ければいいんだろう…」ではないでしょうか。
実家の断捨離は、自宅の断捨離よりも実はずっと大変!なぜなら、モノの量だけでなく思い出や家族の関係性、そして、世代間ギャップが深く関わってくるからです。けれど、親子間でコミュニケーションをしっかり取って焦らず少しずつ取り組んでいくことで、無理なく前に進むことができます。
今回は、実家の断捨離の進め方、コツ、つまずいたときの対処法を解説していきます。
実家の断捨離が難しい理由
冒頭でも触れましたように、実家の片付けが滞るのは、“物が多いから”だけではありません。長い時間を共に過ごしてきた家には、写真や子どもの作品、記念の品など、ひとつひとつに物語が宿っています。合理的な基準より先に感情が立ち上がり、「手放す」決断に慎重になるのは自然なことです。さらに、親御さんや兄弟姉妹など所有者が複数にまたがると、誰がどこまで決めてよいのかが曖昧になり、話し合いだけで一日が終わってしまうこともあります。
また、親世代と子世代では生きてきた時代が違います。そのため、当然、モノに対する考え方にも違いが。その世代間ギャップも断捨離の際に大きく立ちはだかってきます。
そして、物量の多さが片付けの大変さに拍車をかけるのです。
押し入れや納戸にとりあえず保管された箱がいくつも重なり、中身の把握だけでもひと仕事。遠方在住で通える日が限られていたり、自治体の分別や家電リサイクルの手続きに不慣れだったりすれば、なおさら時間がかかります。大型家具の移動や埃・カビの対処には体力と安全対策も必要。こうした事情が重なり、気持ちは前向きでも作業が追いつかない——それが実家の断捨離を難しく感じる大きな理由です。
それでも、暮らしの安全や生活動線の改善、探し物時間の削減、将来の介護・相続への備えなど、得られるメリットは確かなもの。目標と範囲を家族で共有し、小さな成功体験を積み重ねることが、前進の近道になります。
実家の断捨離の基本とコツ
ここからは、現実的に進めるための基本手順とコツ、注意点を解説します。
断捨離の基本・進め方
まずは、実家の断捨離の基本と進め方を見ていきましょう。
①目的とゴールを共有
まずは親子間・家族間で実家断捨離の目的とゴールを共有しましょう。
「安全な生活動線を作る」「来春までにひと段落させる」など、期日・範囲・効果を明確にしましょう。また、共有メモで見える化すると兄弟などとの共有もしやすくなります。
②片付けの優先エリアを決める
いきなり家全体を片付けることは不可能です。どこから片付けていくのか、優先的に片付けするエリアを決めてから作業に取り掛かりましょう。リビング→キッチン→寝室→押し入れなど生活動線に直結する順で進めていくのがおすすめです。
③分類する
片付けるエリアを決めたら、そのエリアにあるものを「いる」、「いらない」で分類していきます。なかなか判断が進まなかったり、手放すのに抵抗がある場合は、無理なく保留としてその場での判断を迫らないようにしましょう。
④使いやすく収納する
生活動線やその部屋での過ごし方、使い勝手を考慮して収納していきます。収納場所をあまり大きく変えすぎると親御さんが使う時にわからなくなってしまうことも。場所は大きくは変えず、よく使うものを使いやすく収納してあげるようにしましょう。
ポイント・コツ
実家の断捨離をうまく進めるコツは、まず“気持ちへの配慮”から。
親御さんの思い出話に耳を傾け、共感を返してから提案すると、手放す判断がしやすくなります。作品など残したい気持ちが強い品は、写真に撮って記録を残し、現物は手放すという方法を提案してみても良いかもしれません。また、アルバムはどうしても現物を残しておきたいものは除いて、残りはデジタル化すると、思い出は守りつつ収納スペースに余裕が生まれます。
収納はしまい込みすぎないのがポイント。
なるべく「カゴにいれる」「引き出しにいれる」「ラックにかける」など、少ない動作で出し入れできるように収納してあげましょう。高い位置や低い位置は出し入れに負担がかかるので、あまり使わないようにするのが得策です。使用頻度の低いものは押入れの奥に入れるなど、使用頻度によって、上下ではなく前後で収納するようにすると、安全に、かつ、使いやすく収納することができます。
1回の片付け作業は短い時間で終わらせるようにしましょう。
ついつい区切りが良いところまでやりたくなってしまうところですが、片付けは、要不要の判断をしたり、ものを出し入れしたり、精神的にも体力的にも大きな負担を伴います。無理なく短時間で終わらせることが大切です。
注意点
実家の断捨離を進めていく上で、注意するべき点は以下の3つです。
①無断で処分しない
子ども目線では「いらない」と思えるものでも、親御さんにとっては大切なものかもしれません。捨てるということを優先せず、親御さんの気持ちに寄り添って、きちんと納得してもらったうえで手放すようにしましょう。
②高い所・低い所には収納しない
ポイント・コツの項目でも触れましたが、高い所や低い所に収納することは出し入れに負担が大きくかかるため、避けるようにしましょう。
③ラベリングをしてわかりやすくする
何が入っているのかがわかるように、ラベリングをすることがおすすめです。普段生活される親御さんにとってわかりやすく、というのはもちろん、いざという時に家族が荷物の用意をしたり、貴重品を確認する時にもスムーズになります。
実家の断捨離が進まない場合には
片付けの作業の途中で手が止まってしまうことは、決して珍しくありません。なかなか要不要の判断が進まなかったり、量に圧倒されたり、家族の意見が割れたり——そんな時は、無理なく片付けのプロの力を借りるのがおすすめです。
片付けのプロは、家族の思いを丁寧に汲み取りながら、より過ごしやすい空間にするために片付けのサポートをしてくれます。また、大量の搬出が必要なら不用品回収業者に、まだ使えるけれど手放したいものがある場合は買取業者に、というように必要な業者にしっかりと橋渡ししてくれる、横のつながりもある片付けのプロに頼めたらなお安心です。
依頼先を選ぶ際は、作業範囲や料金、オプション、キャンセル条件が明確かどうかをまず確認しましょう。実績や口コミ、女性スタッフ対応や立ち会いの柔軟さなど、ご家族が安心して任せられるかどうかも大切なポイント。価格だけで決めず、コミュニケーションの丁寧さなど人として信頼できる業者に任せられると安心です。
実家の断捨離を検討されている方へ
実家の断捨離は、ただの物減らしではなく、暮らしの安全と安心、家族の対話を取り戻すプロジェクトです。焦らずゆっくりと、少しずつ進めていきましょう。
「自分たちだけでは不安」「家族が納得する進め方を知りたい」
そんなときは片付けのプロ集団ハート・コードにぜひご相談ください!
ご高齢のお客様へのサービス提供実績豊富なスタッフが多数在籍。しっかりと親御様のお気持ち、お客様のお気持ちに寄り添って、親御様が安全に、そして、快適に暮らすことができるように、ご実家を整えさせていただきます。
遠方にお住まいで、作業に立ち会えないという場合も対応可能です。簡単なものとはなりますが、作業後に報告もいたします。定期的にお伺いすることも可能ですので、親御様の見守りとしての役割もお任せいただけます。
おひとりで悩まず、まずはお気軽にご相談ください。お客様、そして、親御様が安心してお過ごしになれるよう、全力でサポートさせていただきます。
―ハート・コードと一緒に、安心して暮らしていけるおうちに―
ただ快適に暮らしてほしいだけなのに、ケンカになってしまって片付け・断捨離が進まない…
実家の片付け・断捨離は、親子なのに、親子だからこそ大変なことがたくさんあります。
ハート・コードはそんなお悩みにも寄り添って、ご実家のお片付け・断捨離をサポートいたします。
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そんな未来にハート・コードがご案内いたします。

高橋ひかる
株式会社ハート・コード所属 コラム・インスタ担当
・整理収納アドバイザー
・クリンネスト
・デジタル整理アドバイザー2級
・ホームヘルパー2級
・ファイリングアドバイザー
※記事監修:有賀照枝(整理収納アドバイザー、整理収納コンサルタント)









