年齢を重ねるにつれて、暮らしの中で少しずつ増えていった物が蓄積され、気づけば部屋全体が手に負えないほどに…というお悩みは多くのご家庭で見られます。
「実家が散らかりすぎて高齢の親が暮らすには不安」「一緒に片付けようとしても話が進まない」
そんなお悩みはないでしょうか？
ご高齢の方が安心して安全に生活するには、お部屋の整理整頓、片付けはとても大切です。その一方で、ご本人やご家族だけで片付けるのには大変な場合も。そんな時に頼れる存在が、片付けのプロフェッショナル・整理収納アドバイザーです。
この記事では、高齢者の片付けを整理収納アドバイザーに依頼することで得られるメリットや、依頼の方法、作業の流れなど詳しく解説します。
そもそも整理収納アドバイザーとは？
「そもそも整理収納アドバイザーってどんな仕事をしてくれるの？」と疑問をお持ちの方も多いでしょう。
整理収納アドバイザーとは、ハウスキーピング協会が認定する民間資格を持つ、片付けのスペシャリストです。体系立てたメソッドに基づくアドバイスで、物の整理や収納方法にとどまらず、本人の考え方やご家族との関係にも配慮しながら、その人に合った暮らしやすい空間を提案します。
資格を取得するためには、2級、準1級、1級と段階的に講座を受講します。「整理」「収納」に関する基礎から応用までを学ぶカリキュラムがあり、整理収納理論を学ぶことができます。会場での受講をはじめ、オンラインや通信教育のWebサイトで受講して合格を目指すこともできます。試験に合格すると、プロのアドバイザーとして仕事に活かすこともできる注目の資格です。
高齢者の部屋の片付けを整理収納アドバイザーに依頼するメリット
しっかりと聞き取りをしてくれる
整理収納アドバイザーは、片付けの作業に入る前には、まず事前のヒアリングを丁寧に行います。
「普段、どこで何を使うのか」「何に困っているのか」「どんな物に思い入れがあるのか」などを一つ一つ確認し、心に寄りながら、しっかりと聞き取りを行います。ご本人の意志を尊重し、整理収納アドバイザーが勝手に片付け作業を進めることはありません。
気持ちに寄り添ったサポートをしてくれる
片付けをする際にはどうしても、モノの要不要の判断が必須です。
「これはまだ使えるかも…」「思い出があって捨てられない…」 そんな迷いが生まれるのは自然なこと。特にご高齢者の場合、「もったいない」「まだ使える」と使っていないモノを手放せずに悩んでしまうこともたくさんあるでしょう。そんな時も、整理収納アドバイザーは判断をせかすようなことはありませんので、「苦手かも…」と感じている方でも安心して片付けに取り組めます。ご本人の心や気持ちに寄り添いながら判断のサポートをしてくれるのです。
高齢の方が安心して暮らせる収納を提案してくれる
「この棚、高くて届かない」「しゃがむのがつらい」など、高齢者ならではの身体的な事情に配慮しながら、安全かつ使いやすい収納方法を設計します。
整理収納の理論とノウハウを基に、生活動線やご本人の身体能力などに合わせて、片付かない原因にも着目ながら安心安全に暮らせる改善提案を行います。
効率よく片付けが進められる
モノが多くどこから手を付ければいいのか迷ってしまい、結局片付けられない、何も進められなかった…そんなこともあるかと思います。
そのような場合でも、整理収納アドバイザーに依頼すると、高齢者の部屋の片付けを効率的に進めることができます。どのような手順で片付けを進めたらよいのか適切に判断し、進捗も管理しながら実作業を行ってくれるので、短時間でも効率的に作業が進み、無理なく片付きます。
整理収納アドバイザーに依頼する際の流れ
ご高齢の方の部屋の片付けの依頼を検討されている方向けに、ここでは整理収納アドバイザーに依頼する際の流れについてご紹介します。
１：申し込み・事前ヒアリング
整理収納アドバイザーによる片付けサービスをご利用になりたい場合、まずはどのアドバイザーに依頼するのかを決めましょう。サービス内容や料金、対応地域などの詳細は各アドバイザーのホームページに表示されているので、詳細を確認して申し込みましょう。Webサイト上のお申し込みフォームやメール、お電話などで申し込みができます。
申し込み後は事前ヒアリングにて、片付けに関するお悩みやご要望などをメールや電話などで伝えます。その事前ヒアリング内容をもとに、アドバイザーが見積もりを出し、作業日が決定します。
２：当日の作業の流れ
当日は、「コンサルティング」→「ものを出す」→「分ける」→「収納」→「見直し」という流れで作業を進めていきます。
・コンサルティング
整理収納アドバイザーがご自宅にお伺いしたら、事前ヒアリングの内容をもとに現状を確認し、再度お悩みやご希望をお聞きします。お聞きした内容をもとに、整理収納作業の方針や着地点などを共有し、実作業の進め方を決めていきます。
・モノを出す→分ける
コンサルティングが終わった後はモノがどのくらいあるのかを把握するために、収納されている場所のモノを一旦全部取り出します。取り出した物をいるモノ・いらないモノに分けていきます。
・収納→見直し
分けたモノをご使用の頻度や生活動線に合わせて、収納していきます。収納後、使い勝手などをチェックして、微調整や修正をします。
３：アフターフォロー
片付けサービスをご利用後、実際に生活されてみて使いづらい点が出てきたり、もっと暮らしやすく改善したいというご要望が出てきた場合は、再調整やアドバイスなどのアフターフォローにも対応しています。
高齢者の部屋の片付けを整理収納アドバイザーに依頼するなら
老後の暮らしをより良くするために、「片付け」は単なる作業ではなく、生活全体を見直す絶好の機会です。老後の生活は、安心して安全なお部屋で、快適に暮らしたいものです。
とはいえ、たくさんの物を仕分けて収納していくには多大なる労力がかかり、体力的な制限もあるでしょう。また、高齢者ほど物が捨てられない、手放せないなど片付けに対する苦手意識をお持ちの方も多く、高齢者ご本人やご家族だけでは解決が難しいことも多々あります。
そんな時は、ご本人やご家族で抱え込むのではなく、片付けのプロのサービスを受けることで、少ない労力で的確に片付けを進めることができます。
弊社ハート・コードでも、ご高齢の方を対象とした片付けサービスをご提供しております。
弊社スタッフは片付けのプロであると同時に掃除のプロでもあるため、家事の周辺知識にも長けております。ご高齢のお客様へのサービス提供実績も多いため、ご高齢の方に寄り添って作業を進めてまいります。
お片付けに困ったら、ハート・コードにぜひ一度ご相談ください。
高橋ひかる
株式会社ハート・コード所属 コラム・インスタ担当
・整理収納アドバイザー
・クリンネスト
・デジタル整理アドバイザー2級
・ホームヘルパー2級
・ファイリングアドバイザー
※記事監修：有賀照枝（整理収納アドバイザー、整理収納コンサルタント）
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