Columnコラム

高齢者の押入れ収納3つの基本!注意点も解説

奥行きがありたくさんのモノを収納できて、便利な押入れ。その一方で、闇雲にモノを収納してしまうと、使いにくくなってしまう場所でもあります。
今回は、ご高齢の方が安全で快適に使える押入れ収納の3つの基本について、解説していきます。

高齢者の押入れ収納3つの基本

ご高齢の方のお住まいでは一般的な押入れ収納。実は使い方を誤ると、使いにくさを感じたり、思わぬ危険が生じることがあります。それでは、どのように収納したら押入れをご高齢の方が安全に、そして、快適に使えるのでしょうか?この項目では、ご高齢の方が使いやすい押入れ収納の3つの基本をご紹介します。

モノを詰め込みすぎない

幅も奥行きもあり、入れようと思えば、たくさんのモノを詰め込めてしまう押入れですが、モノの詰め込みすぎには注意が必要です。
無造作にたくさんのモノを詰め込んでしまうと、押入れの中に何を入れたのかがわからなくなってしまいます。使うモノとあまり使わないモノとが混在していると取り出しにくく、使いたいモノを見つけ出すのに苦労を要します。その上、取り出さないでいるうちにそのモノの存在を忘れてしまい、使わなくなってしまうことも。
また、隙間なく詰め込んでしまうことで、湿気がたまり、カビの原因になってしまうこともあります。ぎっちり詰め込まずにモノとモノの間に隙間を開け、通気性をよくすることが大切です。

使用頻度によって入れる場所をかえる

押入れは奥行きもあり、高さもあるため、全て必要なモノであっても、無造作に詰め込んでしまうと使いづらくなってしまいます。
中棚の上下だけでなく、押入れの手前側と奥とでは使いやすさは変わってきます。ご高齢の方の場合、かがんでの出し入れが必要な下段は手前側であっても取り出しづらさを感じる場所になります。
一般的にご高齢の方が使いやすい場所は順に、中棚手前側→中棚奥→下段手前側→下段奥・天袋・枕棚となります。天袋・枕棚や下段奥は特に出し入れに負担がかかる場所ですので、あまり使わないようにするのがおすすめです。
よく使うモノは中棚の手前側、たまにしか使わないモノは中棚の奥や下段の手前側に入れる、というように使用頻度によって収納する場所をかえましょう。

安全性の確保

押入れにたくさんのモノを収納したいと考えて、モノをいくつも積み重ねて押入れに入れてしまうこともあるかもしれません。しかし、いくつも積み重ねてしまうと下の方のモノは取り出しにくく、高く積まれているとちょっとしたことでぐらついてしまうなど安定性も低くなります。下にあるモノを取り出そうと思って動かした時に、上に積んだモノが倒れてくるというような危険性もあります。あまり高く積み重ねないようにしましょう。
また、先の項目でも触れましたが、天袋・枕棚や下段の奥の方はモノを出し入れする際に、身体へ大きな負担がかかります。ご高齢の方にとって、手を伸ばしての動作や脚立や台にのぼっての出し入れは転倒の危険性もありますし、かがむという動作自体が困難な場合も。極力使わないようにするのが安心です。

高齢者の押入れ収納に関する注意点

高齢者の押入れ収納は、安全で身体に負担なく使えること、そして、ご本人にも第三者にもわかりやすい収納であることが大切です。

・安全で身体に負担なく使える収納にすること
歳を重ねると、身体が思うように動かなくなり、ちょっとしたことが大きなケガにつながってしまう危険性があります。
収納に使うアイテムは、簡単に出し入れできる軽いモノや取っ手の付いたケース、下段にはキャスター付きのアイテムを使うなど、身体に負担を掛けずに出し入れできるものを選びましょう。

・ご本人にも第三者にもわかりやすい収納であること
歳を重ねるにつれ、ご家族や介護ヘルパー・ケアマネージャーなど第三者の助けを借りる機会も増えてくることでしょう。誰が押入れの中を見ても、どこに何があるのかがわかるように、収納アイテムにはっきり目立つように大きな文字でラベリングをするということも重要となってきます。ラベリングをすることで、ご高齢の方ご本人が使いやすくなるということはもちろん、ご家族や介護ヘルパー・ケアマネージャーなど第三者がモノを探す際に必要なモノを見つけやすくなります。
また、ついつい収納ケースを揃えて統一感を出したくなってしまいますが、同じような収納ケースが並んでいるとたとえラベリングをしてあってもご本人がわかりづらさや使いづらさを感じてしまう場合もあります。そのような場合は、見た目が多少ちぐはぐであっても、ご本人がわかりやすく使いやすい収納ケースを選ぶとよいでしょう。

押入れの整理収納を依頼するなら

たくさんのモノが詰め込んである押入れの中を整理して、使いやすく収納していく。この作業には多大な労力と時間がかかります。ご高齢の方ご自身だけで行なうことは、とても難しいことです。ご家族に頼みたくても、お忙しくてなかなか頼めなかったり、遠方に住んでいたり…。頼みづらいということもあるでしょう。
そんな時に力になるのが、お片付けのプロです。お片付けのプロである整理収納アドバイザーに依頼すれば、どのように片付ければ、ご高齢の方が安全に負担のなく使える押入れ収納に整えることができるのかのアドバイスをしてくれます。もちろん、お片付けの実作業も行なってくれるので、お一人暮らしの方でも安心です。

・ハート・コードのお片付けサービス
弊社ハート・コードはスタッフ全員お片付けのプロである整理収納アドバイザーの会社。お片付け業界では数少ない法人で、サービス提供実績は10年以上。確かな実績とスタッフの層の厚さから、安心してご依頼いただけます。
また、スタッフ全員、お片付けのプロであることに加えて、お掃除のプロでもあるため、家事に広く精通しております。ご高齢のお客様へのサポート実績も豊富なため、どのように整えれば安全な、そして、使いやすい押入れに整えることができるのかも的確にご提案することが可能です。

高齢者の押入れ収納の基本を確認

ご高齢の方の押入れ収納の基本は①モノを詰め込みすぎないこと、②使用頻度に合わせて収納する場所をかえること、③安全性を確保することの3点です。安全に、身体への負担が少なく、誰もがわかりやすい収納に整えることで、暮らしやすさが格段に上がります。
もしも、ご自分やご家族だけで整えることが難しい。そう感じた時はぜひともハート・コードにご相談を!確かなプロのノウハウで、安全で使いやすい押入れに整えていきます。ご連絡お待ちしております。

 

 

  •  記事監修:有賀照枝(整理収納アドバイザー、整理収納コンサルタント) 

 

 

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