Columnコラム

「薬飲んだっけ?」を防ぐ高齢者の薬収納術!ポイントやおすすめ収納を紹介

処方されたたくさんの薬。「朝にはこの薬。お昼にはあの薬とこの薬を。あれ?お昼に薬飲んだかな…?どうしても、薬を飲んだかどうかが思い出せない…」そんな経験はないでしょうか?
今回は「薬飲んだっけ?」を防ぐための、ご高齢の方におすすめの薬収納アイテムやポイントを解説していきます。

高齢者の薬収納のポイント

それでは、早速、ご高齢の方にわかりやすく薬を収納するには、具体的にどのように収納していけばよいのかを解説していきます。

薬収納におすすめのアイテムは

毎日服用する薬がある場合、調剤薬局でもらった薬をそのまま保管するのはおすすめしません。いつどの薬を何錠(何包)飲むかがわかりづらく、飲んだかどうかの確認もしづらいためです。
そのため、ご高齢の方の薬収納には、1回分ずつ小分けに収納できるアイテムを使用することがおすすめです。薬の種類が多かったり、粉薬がある場合も取り出しやすいので、なるべく薬を入れるスペースが大きめのものを選ぶとよいでしょう。
おすすめの収納アイテムには、カレンダータイプとピルケースタイプの二種類があります。

・カレンダータイプ
壁掛けタイプの薬収納のアイテム。
月曜日朝・月曜日昼・月曜日夜…のように、1週間分の薬を1回分ずつ分けて入れることができ、いつ何を飲めばいいのかが一目瞭然にわかります。ポケットタイプで上からぽんと入れ、簡単に出せるので、管理がしやすいのが特徴です。

・ピルケースタイプ
卓上や棚の上などに置いて使う薬収納のアイテム。
プラスチックのケースに仕切りがついていて、1回分ずつに小分けして収納することができます。ふたがひとつの仕切りごとについているタイプと、ひとつの大きなふたが全体を覆っているタイプのものがあります。

どちらも、小分けにして収納することができるのが大きな特徴です。服薬される方ご自身が使いやすいタイプのものを選びましょう。

高齢者の薬収納のポイント

・1回分ずつ分けて入れる
処方された薬は、1回分ずつ分けて収納しましょう。
シートのままでは、飲んだのか飲んでいないのかが確認しづらく、飲み忘れてしまったり、1回に飲む薬の量を間違えてしまう可能性も。処方されたら、面倒でも1回分ずつに分けてケースに入れましょう。
調剤薬局によっては、処方の際に、同じタイミングで飲む薬をひとつの袋にまとめて処方してくれる場合もあります。数種類の薬を1回ごとに自分で分ける手間も省けますし、分ける際に間違えることもなくなります。一度薬剤師に確認してみることがおすすめです。

・入れているものが確認できるケースに入れる
中が見えないケースだと、一見して、薬が入っているか、服薬したのかまだなのかを確認することができません。中身が確認しやすい透明や半透明のケースを使用することがおすすめです。

・入れやすく、出しやすい
歳を重ねると、うまく指先が動かなくなったり、手の力が弱くなってしまうことも。
ポケットにぽんと入れておくだけのタイプのものや、ふた付きのケースの場合は、薬を飲む方ご自身が開けやすいものを選びましょう。

薬を飲むこと・飲んだことを忘れないために

薬を収納ケースにセットしたとしても、飲んだかどうかを忘れてしまうこともあるでしょう。また、ご家族やケアマネジャー・看護師などが服薬したかどうかをチェックする時に、確認することができないと思わぬ混乱が生じることも。
薬の飲み忘れを防ぎ、服薬される方ご自身も、ご家族やケアマネジャー・看護師も、誰もが服薬したかどうかが確実にわかるようにするためのポイントをご紹介いたします。

いつ飲む薬なのかを明確に表示する
ケースには、「朝」「昼」「夜」など、いつ飲むべきなのかを大きくはっきりとラベリングしましょう。ご自身がわかりやすいだけでなく、家族やケアマネジャーなど第三者が確認する時にも便利です。

飲んだ後の薬のシートや袋は捨てずにケースに戻す
飲んだ後の薬のシートや袋を捨ててしまうと、飲んだのか、それとも、そもそもケースに薬が入っていなかったのかわからなくなってしまうこともあります。飲んだ後の薬のシートや袋は捨てずに、またケースに戻すようにしましょう。ご自身の確認にもなりますし、ご家族やケアマネジャーなどが後から確認する際にも服薬したか否かが一目瞭然でわかるので安心です。

もしも、誤飲の恐れがある場合には…
歳を重ねて判断力が低下して、薬のシートを薬と一緒に誤飲してしまう恐れがある場合は、錠剤やカプセル剤をシートから出してケースにしまうという方法が良いでしょう。
ただし、薬の種類によっては長時間空気に触れると変質してしまうものもあるので、あらかじめ薬剤師に確認を取っておくと安心です。

処方薬の使用期限
処方薬は基本的に処方された日数内に飲み切ってしまうことが想定されています。もし、以前処方されたものを飲み切らずに自宅で保管している場合、その使用期限は約1年。処方されて1年以上経った処方薬は処分するようにしましょう。
今飲んでいる薬と以前処方された薬の両方が混在していると、管理が煩雑になり、誤った薬を飲んでしまう可能性も出てきます。定期的に見直すことで、管理もしやすくなり、誤って服用するリスクも少なくなります。

どうしても薬の整理の仕方がわからない…!そんな時は

どうしても、薬の整理の仕方がわからない。うまくできない。そんな時はお片付けのプロである整理収納アドバイザーへ依頼するのがおすすめです。
どのような薬の収納の仕方が合っているのか、どんな風に管理すれば、ご家族や介護に関わる方々がわかりやすいのか、ポイントを抑えて収納を整えていきます。

また、薬収納だけでなく、歳を重ねていくにつれて生じる暮らしづらさを解消するためのアドバイスもできるので、薬収納をきっかけに安全に暮らしていけるお部屋へと整えていくことも可能です。

「薬飲んだっけ?」を防ぐために

安心して、元気に暮らすために必要な薬。間違って多く飲んでしまったり、飲み忘れてしまったりすると大変です。
「薬飲んだっけ?」を防ぐためにも、わかりやすく、管理しやすい方法で薬を収納していきましょう。
もしも、どのように収納すればよいのか迷ったらならば、プロの力を借りるのも一案です。
弊社ハート・コードでは、これまでの整理収納サービスで培ったノウハウと多くのご高齢のお客様へのサポート実績を活かして、ご高齢の方とご家族様が安心して過ごせるように薬収納を整えさせていただきます。
お困りの際は、ぜひ一度ハート・コードへご相談ください。お待ちしております。

 

 

  •  記事監修:有賀照枝(整理収納アドバイザー、整理収納コンサルタント) 

 

 

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